Blue Blood 胡蝶の夢 七話

Blue Blood 胡蝶の夢

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七話


 目の前が、かすんでゆく。
 全てが遠くなっていく、そんな感覚。
 いやにゆっくりと、過ぎる時間。
 もう身体が重くて、周りもずいぶん静かで……。
 あぁ、何だろう。
 伝えたいことが、あった気がする。
 もう、そんなことも思い出せないのかな。
 ただ、何となく、あなたの姿が浮かぶ。
 ばかね、とっくに知ってたわ。
 あなたのことくらい、簡単に予測できてしまうんだから。
 優しくて、あたしには意地悪も言って、まだまだ子どもで────。
 素直じゃないあなた。
 ごまかして、笑って、しかたがないんだから。
 ……どうしてか飲み込まれてしまいそう……こんなにも、白い世界。
 耳に入る音も、もうなくなってしまった。
 思い出すのは最後の言葉、そして笑い声。
 眠いな……このまま、消えてしまうんだろうね。
 素直じゃなかったのは、あたしかな。
 ねぇ、どう思う?
 本当は、あたし、あなたが……────。



Selana Sirushedoll

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