Blue Blood 胡蝶の夢 六話

Blue Blood 胡蝶の夢

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六話


 矛盾している私のココロ。

 優しさと辛辣さを刹那的に変換して、私は全てを欺いている。
 守れと言い、戦えと言い。
 殺すなと命じて、殺すことを黙認する。

 それは私に、明確な意志のない顕れ。
 浮遊する、私という存在の証明。
 私は一度、死んだのだから……あの日・・・、終わりを告げた一つ目の世界と共に────。
 だから、私の世界はない。
 ただ不確かな私の命だけが、ふらふらと留まってしまった。

 生きようと思わなくなった。
 死にたくはないと、思うようになった。

 私は二つ目の曖昧な世界を漂うばかり。


 憎しみ、哀しみ、喜び……。
 どれも私には分からない。
 私にとって全てが、偽りをはらんでいるものなのだから。



Asto Victarl

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