Blue Blood 胡蝶の夢 四話

Blue Blood 胡蝶の夢

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四話


 誰が教えたわけでもなく、いつの間にか強かった。
 隠してきた力は、予想以上に巨大だった。

 強くある者の条件を、とても私には受け入れられない。
 孤独の中で、全てを引き受けることなど出来ない。
 常に付きまとう己の弱さ────。
 誇り高く、己の信念を曲げることのない意志。
 私の中に、あるはずもない。

 単なる称号に過ぎない魔王という名を、捨てることはできない。
 だが、私は私でいられるだろうか。
 名に縛られてしまうことはないだろうか。

 偽り続けてきた本当の己を真実にしてしまうかもしれない。
 揺らぐのは弱い心。
 私は自由を知らないのだ。


 強さを捨ててしまえればよかった。
 そうすれば、お前を泣かせたりはしなかったのに…………。



Ryidearl Dali

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