Blue Blood 胡蝶の夢 十六話

Blue Blood 胡蝶の夢

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十六話



 どこで狂い始めたのか。
 それとも、この存在こそが、歪みだったのか。
 何もかも、どこかおかしい。

 私は何を間違ったというのだろう。
 いや、そうではないのか……。
 間違わなかったことなど、あったのか。
 本当に何もかも、正しかったのか。
 全て錯覚に過ぎないとしたら。

 私は何かを履き違えている。

 何もかも、全て意のままで、結局何一つ思い通りにはならない。

 誰も教えてくれはしない。
 私は全てを私で決めてきた。
 誰も私を咎めはしなかったのだから。


 そして、今も……

 歯車は噛み合わない。
 まるで始めから、計算し尽くされたものであるかのように。



Ryidearl Dali

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